専攻医

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「任せる」と「見守る」
ちょうどバランスで学び、
働くことができる

Y.H.医師
2020年4月着任、大阪医科大学卒業

疾患に加えて、患者さんの生活や人生全般をみながら治療に取り組めることに魅力を感じ、精神科領域に進むことを決めました。初期研修ではアカデミックな観点から精神科を学びたいと考え、出身大学の附属病院で勤務しました。その上で、後期研修では救急への対応力を養いと考えるように。阪南病院を含めて、市中の精神科専門病院を絞り込んでいきました。

阪南病院を後期研修先として決めたポイントの1つは、医師個人の考えを尊重してくれる自由な雰囲気が自分にあっていると感じたことです。阪南病院では、治療方針や薬の選択、退院のタイミングなどの裁量を、担当医師に任せている部分が大きいです。これは、私にとってとても大きな魅力です。もちろん、経験の浅い私では、判断に迷う場面や危なっかしい場面も出てきます。そういったとき、絶妙のタイミングでアドバイスをしてくれたり、「どうしたの?」と声を掛けてくれたりします。「任せてもらいつつ、見守ってくれている」というちょうどいいバランスが、働きやすさや学びやすさにつながっているように思います。

精神科は、患者さんの日常的な言動が治療を行う上で大きな意味を持つことがあります。となると、できるだけ多くの医療スタッフの目を通して患者さんを観察し、情報を共有することが大切です。この点において阪南病院は、「さすが!」と思うことが多いです。看護師さんや理学療法士さん、作業療法士さんなど、関わる人それぞれの観点から患者さんを観察し、しっかりと連携が図られていいます。医師としてとても安心できる環境ですし、研修医としては経験を積みやすい場所だと感じています。

 
治療のことから病棟のルールまで
何でも聞けて丁寧に指導してくれる

T.D.医師
2020年4月着任、大阪大学卒業

阪南病院は、学びの場としても、一人の社会人として働く場所としても、どちらの面でも非常に恵まれた場所だと感じています。
学びの場としてはまず、症例の幅広さが大きな魅力です。救急を扱っていることや、小児、睡眠といった特色ある専門分野を持っていることなどは、阪南病院ならではです。専門分野や薬の使い方などに関しては院内でも勉強会が行われますので、積極的に参加して、先輩医師の知識やノウハウを吸収したいと考えています。

阪南病院では、複数の医師で1つのチームを構成するチーム制が採用されています。相談やアドバイスはこのチームの中で行われることが基本なのですが、チーム外であっても先輩医師が「あの患者さん、どう?」と声を掛けてくれたり、自身の経験を聞かせてくれたりする場面が頻繁にあります。チームの枠を越え、病院全体で新たに着任した医師を育てようという姿勢が根付いているように感じます。

働く場所という点では、休みに関する制度と職場の雰囲気がありがたいです。勤務はほぼ確実に定時で終わることができますし、当直明けは朝の9時が退勤時間です。もし時間をオーバーするようであれば、先輩方が「もう時間だよ」と声を掛けてくれます。また、カルテの使い方や病棟のルールといった基本的なことも、先輩方は嫌な顔ひとつせずに指導してくれます。これは看護師さんをはじめとした職場全体に言えることでもあります。些細なことも気軽に質問できることは、働くうえでの安心につながっているように思います。

精神科領域で専門的に働き始めてから、改めて、「精神科のことは、精神科に来てから学んでも大丈夫」ということを感じています。むしろ、初期研修などで内科をはじめとした体のことをしっかり学んでおくことが、精神科での仕事に役立つんだと気づきました。病院選びにあたっては、ぜひ、実際に病院に足を運んで雰囲気を自分自身で感じてみてください。患者さんと医師や看護師との何気ない会話の様子を見てみると、その病院のリアルな雰囲気を感じ取ることができると思いますよ。

専門医の取得、
児童領域の深堀りそして組織運営。
短期から長期まで
さまざまなチャレンジが可能

R.H.医師
2020年4月着任、旭川医科大学卒業

阪南病院はさまざまな面でチャレンジができる場所です。病院選びの段階でもそこに魅力を感じましたし、着任後も、「思っていたとおりだ」と感じています。
日々の治療については、先輩方は見守ってくれつつも、「まずは思ったとおりにやってごらん」というスタンスです。そのため、自分なりに考え、試行錯誤をすることができます。そのうえでアドバイスをもらえるので、教えがしっかりと身につきますし、速いスピードで成長していけます。

専門分野にもチャレンジすることができます。私は児童精神科に興味があるのですが、この分野について1年目から学ぶことができるのは、阪南病院だからこそだと思います。同様に睡眠や認知症についても、興味があればどんどん深堀りすることができます。多様な症例や専門分野に触れながら自分の進むべき道を考えたい人には、ぴったりな環境です。

私は、病院の経営や組織の運営にも興味があります。今、私が指導してもらっていることを次の世代の医師に伝えていったり、コメディカルのスタッフも含めてより良い病院づくりを行うような仕事にも携わりたいと考えています。その点、阪南病院は病棟を新設するなど、進化・発展の途上にあり、組織運営の面でもチャレンジできる領域が幅広いです。もちろん、まずは専門医を取得して精神科の医師として独り立ちすることが短期的な目標ではありますが、長期的な目標として、そういった仕事にも挑戦していきたいです。

精神科は生き方や生活に直結している分野なので、自分の経験や考えに凝り固まることなく、多様な視点が大切な分野だと感じています。阪南病院では、小児科や婦人科を経験したうえで精神科に進んだ医師がいます。内科医も常駐してくれています。私自身も、医学部で学ぶ前は文学部で哲学や倫理学を学んでいました。多様なバックグラウンドを持つ人が集まり、多様な視点から患者さんを見つめ、治療に取り組む。そこが阪南病院ならではの魅力であり、精神科医としての成長に大いに役立つように思います。

 
精神科領域の“最前線”で
困っている人を支えることができる

M.N.医師
2020年4月着任、近畿大学卒業

医師を目指す前は、映像制作会社でテレビ番組を作っていました。扱っていたのは主にニュース番組。事件などの報道を通して、心の病を抱えた人を取材することもありました。そういった経験から、精神疾患がきっかけで社会的に困っている人の役に立ちたいと思うようになり、医師の道に進みました。

阪南病院で働くこと・学ぶことを決めたのは、この病院が精神病の“最前線”だからです。患者さんのなかには、暴れてしまって家族では手に負えず、救急隊に押さえつけながら運ばれてくる人もいます。そういう人にこそ支援が必要なのです。そして私は、そういう人を支援できる医師になりたいと思いました。

映像制作の仕事では、がん患者やその家族を取材する機会もしばしばありました。そこで興味を持ったのが緩和ケアです。また、がん治療において心を専門に活動する「サイコオンコロジー(精神腫瘍学)」という分野があることを知りました。今はまだ精神科医として歩き始めたばかりですが、いつか、サイコオンコロジーの専門家としてがん患者の最期を支えられる医師になりたいです。そして、できることならサイコオンコロジーを阪南病院で展開したいです。サイコオンコロジーはがん治療や心理学の領域でもあるので、阪南病院の守備範囲ではないかもしれません。でも、病棟の新設など新しいことにチャレンジする風土を持つこの病院なら、もしかしたら、実現できるかもしれません。先輩たちからも、「やりたいことはやったらいいよ」と言われています。その延長線上に、サイコオンコロジーの実現を見つめていたいです。

救急の受け入れや症例の多さは、ともすれば医師にとって負担の増大になりがちです。その点、阪南病院では、先輩や上司が「頑張りすぎないように」「5時だからもう帰りなさい」とブレーキをかけてくれます。信頼できる先生方が見守ってくれていて、ブレーキをかけてくれるので、私は思う存分アクセルを踏むことができます。私は、職場選びにあたっては気になる病院すべてに足を運び、医師やスタッフに直接を話を聞きました。そのなかで、目指す医師像と一致する先生方がいたことが、阪南病院の決め手になりました。実際に働いてみて、その選び方は間違っていなかったと改めて感じています。

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医療法人杏和会阪南病院総務課
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